姉山の家へ・・・ |
高速に乗って、行き先は姉山の家だ。
上信越道の東京方面は空いているので、サファリ三号のストレート6を楽しむ(笑)
藤岡からの関越道を新潟方面に向かうと、車列はそこそこ混んでいた。
雨は降ったりやんだりと言う感じで、イマイチはっきりしない。
月夜野のインターを降りてR17を北上すると、流石にそこは同じ群馬でも一足秋が深まっていた。
道は空いていて、稲刈りの済んだ周囲の田んぼや山の木々の色合いが秋の深みを感じさせる。
たまに見かける柿の実がいいアクセントってかんじだ。
どうやら今日は一番客らしい。
テレビに出てからお客さんで賑わうことが多くなったのだが、やっぱりここは30畳を超える座敷の隅っこのちゃぶ台でポツンと座って食べるのがいい・・・と、暗い性格の私は思うのだった(-_-;)
玄関前には「準備中」と書かれた案内板があって、「ありゃりゃ・・・」と思ったのだが、開けて中を覗くと女性が一人いたので「いいですか?」と訊いたら「どうぞ」と言うので中に入った。
座敷に入ってすぐ左の隅っこのちゃぶ台に座ると、石油ファンヒーターが点いていた。いつもの女性がお茶を持ってきてくれて「あら、今日はここでいいですか?」とにっこりしたので「はい」と返事をする。
この女性は奥の方の外の眺めのよい席を勧めてくれるのだが、まぁ、そいういう良い席は別のお客さんにお譲りしましょう。
ファンヒーターが点いている座敷に半袖のラガーシャツの私を見て「半袖で寒くないですか?私なんかはもう寒くてダメです」と言ったので、「自分はこのくらいの方が良いです」とお返事をした。
朝の林道の気温が9度くらいだったか?そこで雨降の中写真を撮っていて、山を下りてここまでが14度くらいから19度くらいに変化して、姉山の家の辺りは15度くらいだっただろうかな(サファリ三号の温度計で)。
でももうこちらではファンヒーターなんだな・・・と思った。
お茶とお通しを目の前に置かれ、きのこうどんを注文する。
秋の姉山の家では「いつもの天ざるを・・・」とはいかない。
この時期はきのこでそばではなくうどんを注文する私なのだった。
きのこうどんは汁もきのこもたっぷりなので、揚げナスも注文しない。
もっとも、このところ食べきれないので揚げナスを注文することは無いのだが・・・。
お通しの漬物は漬かりすぎずでシャキシャキ感が心地よかった。
シャキシャキしながらお茶を飲み、そして部屋中を見回して「はぁぁぁぁぁ・・・」と、得体のしれない感情に耽ること十数分、まあるいどんぶりにたっぷりのきのこうどんがやってきた。
「すみません・・・」と、会釈したのだったが、頭の中は「やばいぞこれは、食えるのか?」と天ぷらを見ながら考えた。
天ぷらは舞茸とかぼちゃとナスとピーマン(半分)とあと何かだった。
とりあえずピーマンを一つ食べて、どんぶりからうどんをサルベージする(笑)
ここのきのこうどんは普通の店のきのこうどん・蕎麦のような、チョロチョロっときのこが入っているレベルの量ではないのだ。
きのこには詳しくないが、わかるだけでナメコ、シメジ、エノキ、舞茸、あとヒラタケか何かが入っている・・・と思う。
それにワカメとナルト巻が一枚。このナルトが泣かせる。
大食い選手権ではないが、とにかく気を落ち着かせてペース配分をしないと・・・食べきれない。
そんな具合に食べられる量が減ってきているにもかかわらず、腹は一向に凹まないのが不思議だ。
無心で食べ終わって、一人の広い広い座敷を空にしてお勘定をした。
ついでにお米を一つ買った。ここの家で作ったお米だと思うのだが、結構おいしい。それから娘さんとしばし話をして帰ってきた。
車に乗るときに、いつもは田んぼのはずの一角が菊でいっぱいなのに気づいて一枚写真を撮った。
去年までは田んぼだったはず。
今年も二、三回ここに来ているのだが、秋になって初めて気づいた。
ついでにわんこも撮っておいた(笑)
近くに無断駐車をして歩いて行くと
案内に沿って歩いて行くと、気になっていた赤い橋のようなモノがすぐに現れた。
娘さんの話では「バンジージャンプをやるところですかねぇ?」とのことだったが、たしかにそのようだった。
ここからの眺めが良さそうだったんだよね、来る時に見たら。
なるほど、こうなっているのか・・・と思って少し周囲を見て帰ってきた。
月夜野のインターより手前のところにあるりんごの直売所でリンゴを買って、ぐんまちゃんとかヒデとイモリの話をしたりして世界遺産関連の話をしていたら、お店のご主人が私の知り合いの後輩だということがわかってビックリした。
姉山の家を下ったあたりから天気が急速に回復して青空が広がり、気温も上昇してきたなか、高速を飛ばして家に帰ってきた。
デジカメしか使えなかったのだが、今日は良い一日だったなぁ・・・と思う。