十日町の二千年蓮を撮りに・・・ |
正確には「様子を見に行ってみた」というところか。
先週末に行こうと思ったのだが、気持ちがだらけていて行かず仕舞。
昨夜も遅くまでテレビを見ていたので、「明日もダラダラになるのか・・・」と眠りについたが
3時頃に眠ったのに朝起きたのが6時過ぎで、「よし、行くか!」と、気持ちが変わる前に
カメラを持って家を出た。
D800はサファリ3号に積みっぱなしで、部屋からはα7RⅡとライカのレンズを何本か持って出かけた。
関越道を月夜野から先に走るのは随分久しぶりだ。
もう少し混んでいると思ったが、意外と空いていた。
最寄りのICまで1時間半もかからない。
「こんなに近かったっけ?」と思ってしまった。
目的地は「弁天池」というところなんだが、
下調べの段階でここは望み薄・・・となっていた。
実はもう随分前、まだライカもハッセルも持っていない頃だったから1990年より前の頃に一度弁天池に行ったことがある。
確か、弁天池だ。二千年蓮っていうのがあるから行ってみるか・・・と、当時所属していた地元のクラブの人たちと
ナビもない時代に人づてと地図で到着した。
池をデカい蓮が覆っていて、それはそれは見事なもんでした。
ただ、今回観光協会に聞いてみたら、諸書の事情で案内をできません。
もしかしたら、蓮があるかもわかりません・・・と言われたのだった。
で、今売出し中(?)の場所(グーグルマップで見ると弁天池のすぐそば)に決めたが
そこへ行くのに少し手間取った。
理由はナビの通りに走らなかったからだ。
角を一か所通り過ぎてしまって、ま、この先で曲がれば・・・と思っていたのだが
どうせ方角は同じだから・・・とか思っていたら全然違うほうへ進んでしまったようだ。
少し走っていたら不思議な少年たちを見かけて車を止めた。
「これはなに?スキーの練習?」と聞いたらそうだと答えてまた道を戻って行った。
見た感じ、20人くらいはいただろうか?ワンボックスカーが向こうの方にとまっていた。
ここから適当に車を進めて・・・深みにはまることになる。
タブレットでその行き先の場所を見つけてナビに再セットしようと思ったら、番地がないのだ、ナビに。
字名を入れたらそれで終わって「主要部」を勝手にセットされた。
サファリ3号のナビは2011年当時のもので、そろそろやばいかもね。
最終的に、その「主要部」自体が間違ったところ、というか、到着したら山の中の民家もないようなところだった。
ただ、その間に走った山間はとても気持ちの良い光景を見せてくれた。
ま、二千年蓮もこの時間(9時を回っていた)だから、今回は様子見だし自由に行くか・・・と、昔の自分では考えられないような
堕落した考えになっていた。
更に山道を上ると・・・
お尻を向けているおぢさんは田んぼの中の草取りをしていて、話しかけたら親切に応対してくれた。
その先の田んぼもいい感じの田んぼで、思わず写真を撮った。
その頃は「この人、スクエアをうまく使うなぁ・・・」と思うだけで、農村なんかには興味が全くなかった。
が、50を過ぎてこういうフツーの農村の風景などを大判で撮ってもいいかなぁ・・・などと考えが変わってきた。
しばらく行くと、小さなエリアだが蓮が目に入ったので数枚撮った。
もちろん、ここは目的エリアではない。これが二千年蓮かもわからないが・・・とりあえず。
テレコンを持って行けばよかったな、ニコンの。
もちろん、この蓮池のほとりに持行けば行けるのだが・・・蛇が出るといやなのでやめておいた。
これを下ったあたりに建物がいくつかあって、その一軒の前にも囲われたエリアだが蓮が咲いていた。
あれは二千年蓮だったんだろうか?かなりデカく、オオオニバスであることは間違いないんだろう。
柵の外からまた何枚か撮影。
と、撮影しながら思った(笑)
結局この先で道の間違いに気づき、遠回りしてもいいからと先に進んだのが、なんとこの先「通行止め」ってことで
仕方なく道を戻ってきた。
行く時とは逆を見るわけで、山間には山百合が咲いているのに気付いたね。
目的地の二つ屋の旅館の手前の田んぼの合間に蓮がいくつも咲いていた。これは二千年蓮のはずだが
撮る前に諸書の理由で観光協会が案内しなくなった弁天沼に行ってみた。
弁天沼はこの旅館の奥の方にあるのは地図で分かったのだが、車を進めるうちに
「昔来たところはこんなところだったっけ???」と、記憶とまったく違う光景に入り込んだ。
池が見えたが蓮は一つもない。
路上に新潟ナンバーの車が一台と60代と思われる夫婦一組。
私は地元の人だと思ったので「ここが弁天沼ですか?」と聞くと
「そうなんだけど、こんなんじゃなかったんだけど・・・」と、私と同じような意見。
なんでも、昔一度写真を撮りに来たんだそうだ。
近くに農作業をしていた人がいたのでその人に聞くと、もう蓮はない・・・との返答。
でも、昔来たのはここだったのかなぁ???
で、脇を通って下ってすぐ隣にある池(ここは二つ屋の池というらしい)に行ってみたら
端の方に少しばかり咲いていた。でも、昔来たのはここではない。
いくら考えても仕方ないので、更に下って最初に見つけた田んぼの間の蓮をとることにした。
そこで傍にあった石碑を見て「なるほど・・・」と、結論が出た。
原因は「中越地震」のようだ。
この蓮はその後に池から救われた子孫のようで、これからエリアを広げるんだか池に戻すんだか・・・。
どちらにしても、大変だろうな。
そそくさと帰ってきた。
途中で見かけてビックリした光景・・・
ナビを見ると来た道を引き返さずに先に進んでも高速方面に行けるようなので山を上って降りて・・・
国道17号を群馬方面に向かう途中、「あ、へぎそばを食わなかった!」と思い出して
道端にあった蕎麦屋に入った。
時間的には間に合ったのだが、さすがにこのまま姉山の家に行ってそばを食うには胃袋の隙間が足りないので
そのまま家に帰ってきた。
なんだか、中途半端な気もするが、久しぶりにカメラを持って出かけたので今日はこれで良しとしとくか。
それにしても、昔行ったのは本当に弁天沼だったのかな?
保存してあるポジで見てみようかな。
でも、地震で変わってしまったのなら仕方ないか。
結局今回もD800だけしか使わずだった。
次はα7RⅡだけ持って出かけるか。