スカクロ最後のロングドライブ、そして今年最後の姉山の家 |
スカイライン・クロスオーバー最後のロングドライブ。
もともとそれが目的ではなかったのだが、結果的にそうなってしまった。
三国峠の新潟側の紅葉が自分好みなのを去年、同じ目的で新潟に行った時に気付いたのだが
今日はそれも考慮してカメラ(D850一式)を一応持って行った。
目覚めた時の天気は素晴らしく、真ん丸満月のお月さんが西に素晴らしいくらいに良く見えた。
風もほとんどなかったのだが、それは高速を北に進むにつれて変化してゆき、やがて県北部に差し掛かった頃には雨も降ってきた。
関越トンネルを新潟に抜けたころから雨も降ったりやんだり。
群馬県側よりも明らかに暗い。
その暗さが周囲の山々の紅葉をなおさら綺麗に見せてくれた。
去年もそうだったが(去年は一般道だったが)、あちらこちらで車を停めて写真を撮りたくなるような状況。
しかし、そうはゆかない・・・。
小出あたりから天気が良くなってきて、その先は窓を少し開けないと車内が暑くなるくらい。
半袖で出かけたが、正解だった。
高速を下りてしばらく走っていて、途中の交差点で滅多に出会えないシチュエーションに出会った。
日産ムラーノを注文したことは昨日書いたのだが、もともとがこのムラーノを見ること自体が少ないのに
私の車の後ろに初代のムラーノが停車し、右隣の車の後ろに新型(と言ってももう売っていない)ムラーノが停車していたのだ。
ビックリした。新旧が信号待ちで二台並ぶなんて、かなりレアなことだ。
新潟では帰りまでに数台のムラーノ(ほとんどが新型の方)を見た。
目的の地に到着してそこで写真展を見た。
それから引き返すことになる。
開場を出てすぐに目についたものがあったので、ぶら下げていたカメラで一枚・・・

それからナビで高速道路上にセットしたポイントを指定して出発。
これは去年の失敗に次ぐ失敗の経験から行くときに高速道路上を登録しておいたのだった。
ただ、駐車場から車を出して、すぐに信号ひとつ間違えた(-_-;)
そうしたら向こうに海が見えたのでそのままナビを無視して海沿いの道まで行き、
少しの間海辺の駐車場で海を見た。
スカクロが海辺を走るのはこれが最初で最後だろう。
なので、こんな写真も撮っておいた。


別の下りのサービスエリアでは同じようなかき揚げうどんが600円だった。
北陸道の米山SAの山際のほうのかき揚げうどんが600円か600数十円だったのを「高い!」と、
以前mixiに良く書いたがどうもこちらの相場はそんなもののようだ。
しばらく走って山谷(去年は改装していた)に立ち寄ったが、そこの値段は見なかった。
駐車場の木々が綺麗に紅葉していた。

朝のあの暗いお天気からどんよりした曇り空に変わっていて、おまけにガスったような状態なので、まぁ、撮っただけという感じ。
ここは来年、超望遠をフル装備して大判持ってきてみようかなぁ・・・。
↓D850にFL70-200、テレコンx1.7装着





一般道で峠を越えようかと思ったのだが、お天気が悪いので湯沢からまた高速に乗った。
一か所、「これは撮りたい!!」と思うところがあったのだが、即決できなくて仕方なく通過。
関越トンネル手前でトイレによって、山を見ると雪だった。
半袖だったが冷たい空気が気持ち良い。

水上あたりを走るのは何年ぶりだろう?
昔、ライカもハッセルも知らない20代の時、所属していた地元の写真クラブの人が谷川岳の出会いの朝の寸光を
良く撮りに来ていて、私も何度か通ったことがあった。
ニコンF3の時代。
車はサファリ1号、2号だった。
数度目にF3にマミヤRZが加わったが、その初めての撮影で全く動かず、ここで「国産はダメだ!!」と
ハッセルに手を出したんだった。
朝のラジオはニッポン放送で羽野晶紀からイルカの番組が始まったばかり。
第1回目を聴いた・・・。
大体において、羽野晶紀なんて「だれ???」と思ったのだが、それからしばらくして週刊誌に写真が載って
「まぁ、なんてかわいい・・・」と思ったのを思い出す。
それから何年も経ってから二科の全国総会が水上を会場として行われたが、あの時、大竹省二先生をサファリ二号に
お乗せしたことがあったっけ。私の前を走ったのは秋山庄太郎先生を乗せた車だったが、途中でいきなり車がとまったので
見ていると秋山先生がおもむろにカメラを持ち出して谷川岳を望遠で撮っていたのでビックリした。
雪の谷川岳。
谷川岳もしばらく行ってないから、来年の春にでも行ってみようかな。歩かなきゃならないが、熊が怖いな。
姉屋の家にに到着したのは二時を過ぎていた。
前のお客さんが一人帰るところで、座敷は私一人だ。

失礼ながら、この誰もいない座敷を見るのが私は好きだ。
ま、お店にとってはそれは困ることなんだろうけど、この時期と春先はやっぱり客が少し減るようだ。


今年はこれが最後の姉山の家だな・・・と、少ししみじみしながら食べ終えて、入り口で売っていたお米5キロを二つ買ってお店を後にした。
その途中で気になる壁面があったので一枚撮っておいた。

群馬名月は今年は予約がいっぱいで、確実に注文を受けられないというので、贈り物のリンゴは信州で買うことになる。
ここに初めて来たのが一昨年で、その時にいたわんこは今日もいたのだが、その時と比べると少しだけ動きが鈍くなったように感じられ
歳を聞いたら10歳という事で、これから老化が進むんだ・・・と、去年死んだオリーを思い出しながらこの少しだけ鈍くなった動きのわんこをしばらく撫でてやった。
帰り際に「おいでおいで」と手招きしたら尻尾を振ってこちらに寄ってきたのでまたしばらく撫でてやった。
↓の写真は二年前。

昨日満タンにしておいたガソリンだが、また警告ランプが点いたので今度は10リッターも入れてやめておこうか。
もうあまり距離を伸ばすのは、査定が済んでいるので失礼だ。
約600キロの本日のドライブ・・・。
行きはガンガンブッ飛ばして、ま、リミッターがあるので180キロ以上は出ないのでそれ以下のスピードなんだが、
そんな運転をしていて「やっぱりこの車売るのもったいないなぁ・・・」と、また優柔不断な私は思うのだった。
しかし、もう契約してしまったのでどうにもならないし、スカクロのトランクルームの狭さもどうにもならない。
そして、行きの新潟でのムラーノ二台並びと同じような、滅多に、少なくとも今までには経験したことのないことが起こった。
帰りの高速で前橋あたりから私と同じ白のスカクロが並走したのだ。
ムラーノ同様、スカクロもめったに見ない。
多分一年ちょっと乗って10回は見ていないだろう。
そんな車が高速でしばらく並走したのだ。
追い越し写真にいたそのスカクロは分岐を考えて走行写真を走っていた私からだんだんと遠ざかって、やがて見えなくなった・・・。
なんだか私の車事情を象徴するような今日のロングドライブだった・・・。